MTV UNPLUGGED - Gesu no Kiwami Otome.

MTV UNPLUGGED - Gesu no Kiwami Otome.

ABOUT MTV UNPLUGGED

「MTV Unplugged」は、"プラグを抜いた"の意の通り、アコースティックな手法とオーディエンスとの親密な距離にこだわり、独特の緊張感と一体感に包まれたライブ空間を実現する、MTVが誇る大人気企画。1989年にニューヨークで初めて実施されて以来、エリック・クラプトンやマライア・キャリー、 オアシスといった音楽界のスーパースターから、アデル、ケイティ・ペリー、アダム・ランバートらポップシーンの実力派まで、100組を超えるアーティストが出演し、「出演できるのは一流の証」とさえ言われている。日本制作ではこれまで第1回目の宇多田ヒカルをはじめ、数多くのアーティストが出演しており、今回独自のポップメロディを奏でる4人組バンド、“ゲスの極み乙女。”がついにこの伝統的なステージに挑む。

ON AIR INFORMATION

LIVE REPORT

高い演奏技術と予測不能な曲展開を誇るゲスの極み乙女。が
「MTV Unplugged」の舞台へ!
自身初となるアコースティックライブを1000人のファンの前で披露

2018-03-25

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ゲスの極み乙女。が3/25(日)に豊洲PITにて、音楽専門チャンネル「MTV」の人気シリーズ『MTV Unplugged』の公開収録を行った。普段はアップテンポの楽曲を中心に、ダンサブルなステージを展開する彼らだが、この日はアコースティックな編成による、いつもとは異なる表情のライブを披露。会場を埋めた約1000人のオーディエンスが、貴重なライブに酔いしれた。
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サポートのえつことささみお含むメンバー6人がステージに登場し、川谷絵音が「ゲスの極み乙女。です。よろしくお願いします」と挨拶をすると、「ユレルカレル」でライブがスタート。休日課長は今年に入って練習を始め、人生初披露だというウッドベース、ちゃんMARIはグランドピアノを演奏し、ほな・いこかもいつもより抑制の効いたリズムを刻むなど、大人びたムードと、メランコリックなメロディーの美しさが際立つ。
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エレピによってアーバンな色合いを強めた「ロマンスがありあまる」、ほな・いこかがステージ前方に出て、川谷とデュエットを披露した「息をするために」、Nabowaのギタリスト・景山奏をゲストに迎え、ピアニカも加えて穏やかな雰囲気を強めた「影ソング」と、序盤から様々なアレンジが施された楽曲でオーディエンスを魅了。「いつもと違って、緊張するね」と話しながらも、その演奏は堂々たるものだ。
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ステージ中央にデスクと椅子が運び込まれる中、川谷が「昔から観ていた『MTV Unplugged』のライブなので、特別なセットにしました」と、英訳された歌詞が綴られた新聞のようなセットを紹介し、「あえてハードル上げちゃうけど、課長がめちゃめちゃかっこいいから」と言って、「ホワイトワルツ」へ。課長のウッドベースのみを軸にして、記者会見のように横並びで席に着いたちゃんMARI、川谷、ほな・いこかが歌い、管楽器のフリーキーなソロが加わるというスリリングなアレンジは、中盤のハイライトとなった。
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ストリングスカルテットにグロッケンも加えた編成で聴かせた「ラスカ」、華やかなホーンセクションが盛り上げた「心地艶やかに」などが続くと、MCではメンバーが口々に「楽しい」と語り、特別な一夜を心から楽しんでいる様子が伝わってくる。最後はこの日最大の13人編成でライブの定番曲「キラーボール」を披露。間奏に挟まれるショパンの「幻想即興曲」もグランドピアノによっていつも以上に荘厳に響き渡り、本編が締め括られた。
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アンコールの「id1」では休日課長が景山とともにアコースティックギターを弾き、ステージ中央にコーラスグループのように並んだ女性メンバー4人が美しいハーモニーを聴かせる。ラストは再びストリングスカルテットを迎え、川谷が曲に対する想いを語り、星空のような美しいライティングの下で演奏された「bye-bye 999」で大団円。メンバー4人がステージ中央に並ぶと、場内は温かな拍手に包まれていた。

(C)井手康郎